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「牧口常三郎」特集

【教育編】3.教育改造
  • 半日学校制度

「試験のためのにわか暗記で、後には大部分忘れてしまうような知識は、思いきってへらすべき」と、試験地獄の詰め込み教育を一掃し、日々の学習の能率向上を図ることを主張。その上で、教室で学ぶ知識と実生活で体得する体験の両面を重視し、「学習生活をなしつつ実際生活もする」、一生を通じて修養につとめる人を育むために、半日学び半日働く「半日学校制度」を提唱した。
  • 女性に幸福を

女性の幸福のために、「大日本高等女学会」で、出征軍人の家族のための入学免除・授業料半減、模範の生徒に対する「特薦生」制度を確立した。
さらに無料の「女芸教習所」を1907年12月に設立しており、貧困で学校に行けない少女たちに技能を身に付けさせ、経済的な自立を図っていた。
  • 通信教育の先駆け

1905年5月に「大日本高等女学会」の創立に参画。小学校を卒業した女性を対象に通信教育を行った。一流の講師陣による「高等女学講義」を月に2回、雑誌「大家庭」を月に1回、会員に送付した。
カリキュラムは、家事、裁縫、家庭割烹などの実用的なものに加え、地理や歴史、英語なども組まれ、牧口自身も主に世界地理の講義を担当していた。
  • 教員の改革

(1)小学校長登用試験制度論
優秀な教員を育て、子どもの教育に有効な実務を行える人物を試験によって登用することを提案。

(2)教員待遇改革論
単なる教員の給与待遇の改善ではなく、優れた教員が誇りと自覚を持って教育に携わることができるような社会意識の変革を訴えた。

(3)教員養成教育改革論
何十人もの児童を預かる指導者として、教師は最優最良の人物であらねばならぬとし、専門知識偏重の教育になっていた師範学校の授業に人格修養を取り入れることを訴えた。

  • 教育と医学

創価教育学会の機関誌だった「新教」を改題した「教育改造」。やがて「価値創造」へと変わる

医学の進歩は目覚しい。「かつては助からなかった命も助かる」ようになった。それでは、世界の教育の進歩は?医学のように「かつては見放されたような子どもも、どの学校でも立派に育成できる」ように変わっただろうか?反対に、教育は、ますます行き詰まっているのではないだろうか?この点に、早くから心を痛めていたのが牧口であった。「教育学を医学のように組織立てなければならない」。そうしないと「全ての子どもに幸福になる力を身につけさせる」という教育の目的は実現できない、悩める子らを救いたい!その牧口の魂の結晶として打ち立てられたのが、『創価教育学』であったのである。